オウンドメディアは最強のコミュニケーションツール!ユーザーと繋がる本質と成功ポイント
「オウンドメディアって何から始めればいいの?」「そもそも続けられるか不安…」
オウンドメディアという言葉を聞くと、そんな不安を感じる方も多いと思います。でも実は、オウンドメディアってもっとシンプルで気軽なもの。大規模なサイトを立ち上げなくても、日常のちょっとした発信から始めればいいのです。
この記事では、オウンドメディアを使ってユーザーと効果的にコミュニケーションをとる方法を、具体的な事例を交えて詳しく紹介します。
いきなりメディアを作らない。まずはメモから
オウンドメディアを始める際、最初から大きな成果を目指して立派なサイトを立ち上げる必要はありません。むしろ、小さなことから発信の習慣を作ることが大切です。
例えば、普段スマホに残しているメモや、ちょっとした気づき、感動したことなどをSNSやブログで共有することから始めてみましょう。具体的には、カフェで感じた小さな感動や、本を読んだ時に感じた学び、仕事でのちょっとした気づきを文章にしてSNSなどに公開します。そもそも、自分の日々のメモを見返すことなんてあまりありませんよね。それならば、「誰かに読まれるかもしれない」という軽い気持ちで気軽に公開してしまったほうが、メディア運営のハードルはぐっと下がります。
また、小さな発信を積み重ねることで自分自身の考えが整理され、発信の質も自然と向上します。やがてユーザーからの反響や質問が届くようになり、そこからコミュニケーションが生まれ、立派なオウンドメディアに成長します。
コアなファンにだけ届けばいい
発信する時に、多くの人に届けようと意識しすぎる必要はありません。むしろ、自分が届けたい人、つまりコアなファンに向けて深く掘り下げた情報を提供する方が、コミュニケーションは強くなります。
例えば、ライフスタイル雑貨を扱う「北欧、暮らしの道具店」は、スタッフ自身のリアルな暮らしや、こだわりの使い方を丁寧に伝えています。単に商品の紹介だけでなく、その道具をどのように生活に取り入れているか、日常の風景とともにリアルに描写しています。その細やかな情報に共感したコアなファンが繰り返し訪れ、結果的に口コミで広く知られるメディアへと成長しました。
自分の好きなもの、こだわり、熱意を惜しみなく伝えることが、強い共感を生む秘訣です。その結果、強力なファンが自然と情報を拡散してくれます。
商品パッケージや名刺も立派なオウンドメディア
「オウンドメディア=Webサイト」という考え方を捨ててみましょう。実は商品のパッケージや名刺、ショップカードなど、身近なものも立派なオウンドメディアになります。
例えば奈良の老舗ブランド「中川政七商店」は、商品パッケージやタグに商品の由来や製造過程などをストーリーとして印刷しています。このような工夫で、お客様は商品を購入した後もその商品に込められたストーリーを楽しめ、ブランドとの距離感がぐっと縮まります。また、自分の趣味や特技、SNS情報を載せた名刺を作るだけで、新しい出会いや会話のきっかけにもなります。
身近な媒体にも工夫を凝らすことで、ユーザーとの接点は驚くほど増えます。小さな工夫こそがコミュニケーションを豊かにします。
成功しているオウンドメディア事例
- 株式会社メルカリ『mercan(メルカン)』:社員が自身の働き方やチームのエピソードをリアルに発信し、会社のカルチャーを鮮明に伝えています。
- サイボウズ株式会社『サイボウズ式』:「働き方」というテーマで、単なる製品紹介ではなく働くことの意義や企業の理念を深掘りすることで、多くのユーザーの共感を得ています。
- 「北欧、暮らしの道具店」:スタッフ自身が日常で実際に使用している道具を紹介し、そのリアルな体験談がファンの心を掴んでいます。
【まとめ】
オウンドメディアは、小さな発信を積み重ねることで自然と大きな成果を生み出します。日々のメモや熱量ある情報発信、そして身近な媒体を活用して、楽しみながらユーザーとのコミュニケーションを深めてください。
あなたのちょっとした発信が、きっと大きな可能性に繋がります。
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